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カトリーヌ・ソヴァージュのベスト盤『MASTER SERIE VOL.1』で、1953年から1971年の代表曲が全16曲収録されています。カトリーヌ・ソヴァージュと云えば1曲目の「パリ・カナイル」或いは「パリ野郎」です。1953年の楽曲で、1956年には映画『巴里野郎』として我が国でも公開されたそうで、劇中でもソヴァージュが「パリ・カナイル」を歌っているという。ピエール・ガスパール＝ユイ監督による作品ゆえに拝見したいと切望しながらも未見なのでいつの日にか、と気長にその日を待ちましょう。

この「パリ・カナイル」を始め、ソヴァージュはレオ・フェレによる楽曲を数多く歌っています。今作に収録の名曲のほとんどはレオ・フェレが作詞、作曲を担当したものです。「時の流れに」「男」「20才（二十歳）」等は作詞、作曲共にフェレですが、「オスタンドのように」はジャン＝ロジェ・コシモンの作詞です。またルイ・アラゴンの詩も数多く歌っており、「男の生き方」「エルザ」「君はもう帰って来ない」など、アラゴンの詩にフェレが作曲した楽曲たちも収録されています。「幸せな愛はない」はアラゴンの詩にジョルジュ・ブラッサンスが作曲の大名曲ですが、ソヴァージュの方がブラッサンスより先に録音しているのも凄いです。詩的、文学シャンソン、シャンソン・リテレールの代表的なカトリーヌ・ソヴァージュの独特の名唱は色褪せることはありません☆

1995年　フランス盤　POLYGRAM　【CD】　廃盤

盤質：S　ジャケット：A+

【収録曲】
1. Paris Canaille
2. Avec Le Temps
3. Est-Ce Ainsi Que Les Hommes Vivent?
4. Rotterdam
5. L'Homme
6. Vingt Ans
7. Mister Georgina
8. Comme A Ostende
9. Je Chante Pour Passer Le Temps
10. L'Affiche Rouge
11. Il N'aurait Fallu
12. Je T'aime Tant
13. Il N'y A Pas D'amour Heureux
14. Elsa
15. Tu N'en Reviendras Pas
16. Julienne


↓★「パリ野郎」を歌うソヴァージュです♪