主にイギリス・フランス・ドイツを中心に、フレンチ・ポップスやシャンソン、アートロック、アヴァンポップ、エレクトロポップ、映画関連など多数のジャンルを取り扱っております。好きなアーティストや作品への拘りもありコンディションの良い品揃えを心がけていますので、ぜひご利用くださいませ。
●『クララの森・少女愛惜』●サブchouchouの趣味のサークル『BRIGITTE』(フレンチ・女性ヴォーカル・映画と文学・少女愛好の会)内のブログです。心のミューズたち、永遠の少年少女たち、素晴らしき歌姫や女優たち、音楽・映画・文学・アート等について気ままに綴っております。ブログ内で参考にさせて頂いた作品の在庫のないものもお取り寄せ可能なものは販売させて頂きます。お気軽に「お問い合わせ」ください。どうぞ宜しくお願い致します。

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サブchouchouの「シャンソン&ロック&映画鑑賞、そして百折不撓日記」
サブchouchouの「シャンソン&ロック&映画鑑賞、そして百折不撓日記」:39
2022年03月24日

皆様、いつも大変お世話になっております。

病気や被害に遭われた世界中の皆様にお見舞い申し上げます。

一刻も早い収束を願うばかりです。

コロナ禍も3年目になりました。そんな中、ロシアとウクライナによる戦争、自然災害、物価の高騰...と、不安な状況下が続きます。幾種類もの情報に溢れ、何が真実なのかは専門家の方々でさえよく分からないようです。 なぜ、このような事が起こってしまったのか...という事も複雑な各国の歴史に学ぶことがあるのかもしれません。 できるかぎり、多方面の情報や意見などを冷静に見聞きし考えたいと思います。

平和とは、自由とは...と考えます。世界中の国々の体制、歴史、民族、言語、宗教...とそれぞれの文化や慣習に優劣はないと思います。ただ、疫病や戦争で悲しい思いで過ごしている方々はどの国の人々も同じです。綺麗ごとだとしてもやはり尊い理想を掲げ、分断よりも寄り添う気持ちを好みます。

どうぞ皆様、くれぐれもお身体にお気をつけて、お元気にお過ごしください。

今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

子供の頃から大好きなヘレン・ケラーのお言葉をお借りしたいと思います。

人知を超えた平和は望みません。

平和をもたらす人知を望みます。

ヘレン・ケラー

2022年01月01日

皆様、いつも大変お世話になっております。

未だにコロナ禍により世界中で多くの方々が不自由な生活を過ごしています。どうして、こんなことが起きてしまったのかも解明されないまま、それでも医療従事者の方々、各機関の方々、国を守っていてくださる方々、人から人へ配達してくださっている物流関係の方々...本当にありがとうございます。

次々と変異を繰り返しながらコロナウィルスで患い、亡くなられた世界中の多くの皆様にお悔やみ申し上げます。お仕事がなくなったり、お仕事を辞める選択をされた方々も多いことでしょう。私達も売り上げが大きく激減したことで、先が見えなくなり不安と恐怖に苛まれながらも、皆様のお力添えのおかげで何とか奮起し、これからも愛するものたちと共に生きてゆく気持ちでおります。美しきものたち、大切なものたち、エネルギーを頂けるものたち、そして、ご縁ゆえに繋がる機会に恵まれた一期一会に日々感謝しながら、さらに愛しきものたちを求めて尽力してまいりたいと思っております。

どうか皆様、くれぐれも、お身体にお気をつけて健やかにお過ごしください。

 困難な状況下ではありますが、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

美はそれだけで不滅ではない。

それは答えであり、暗号化された言葉であり

音符であり、雲の馬に乗って駆け去る筆先 ー

パティ・スミス

2020年12月26日

皆様、いつもお世話になっております。

2020年は世界中がコロナに始まりコロナが収束することなく終えようとしています。日本でも新たな変異種となりふたたび感染拡大しています。近くの飲食店などいつくも閉店されました。どんな思いで長く続けて来られたお店を閉める決断をされたことでしょう...。当店のような弱小個人店でもさらに四苦八苦しながらではありますが、ご注文くださる方々や応援くださる方々のお陰でなんとか過ごしております。ありがとうございます!!

世界の転換期を生きている気がします。漠然とした不安と希望を胸に、美しきものたちを愛し続けてゆきたいです。自由って不自由な時ほど尊いものだと確信できるのかもしれません。マスクに手洗い、うがいは良い事だと思いますが、ステイホーム、ソーシャル・ディスタンスも常態化した日々。音楽や演劇をあの空間で体感できるものはリモートで得られるものとは違います。アーティストが放つスピリットとファンとの往還する様の途轍もないエネルギーは言葉で表現できないものです。

コロナ禍で患い、亡くなられた世界中の多くの皆様にお悔やみ申し上げます、そして、今もこれからも、それでもこの恐怖と生きていかなくてはなりません。日々、対応されている医療従事者の方々、各機関の方々、国を守ってくださっている方々...本当にありがとうございます。

どうか、皆様、日々お身体にお気をつけてお元気にお過ごしください。

困難な状況下ではありますが、これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

音に打ちのめされて傷付くものはいない。それが音楽のいいところさ。

ボブ・マーリー

2020年03月19日

皆様、いつもお世話になっております。

お元気でお過ごしでしょうか。

「パンデミック」だなんて!まるで映画の中で観たような景色...でもこれが現実。夢や理想は捨てたくないけれど、今を生きているのだという現実からも目を背けたくはない。それがいかに生き難く過酷なものだとしても。きっとその先には光が見えるのだと信じて。不安定ながらもそんな風に色んなことを考えています。

発生源である中国のみならず、今や世界中にパンデミックという事態で拡散している。新型コロナウィルスという得体の知れないものとの戦い。体制維持のために情報を隠蔽したり、政治的忖度による混乱も生じながら、世界中の人々の健康を脅かすなんて...。

新型コロナウイルスの発生源を巡って米国と中国が対立していることに関し、

「我が国としては、新型コロナウイルス感染症が中国で発生したことは明らかだと認識している」 

菅官房長官 3月19日の記者会見 引用:読売新聞

しかし、人権もなく言論統制されオーウェルの小説のような巨大な権力の下、原因追及のための事実が開示されない限り謎のままなのかもしれない。でも、こんな時だからこそ、人命のために情報を共有し、世界の叡智を集結して協力し合い、一日も早くこの困難な状況が収束されることを願うばかりです。

危機感や不安な精神状態でストレスも溜まる。世界的経済損失も膨大なものになるだろう。そんな中でも落ち着いて個人個人が衛生管理に努め自己防衛してなんとか過ごしている。殊に各国の医療関係者、研究、対策に追われる皆様のご苦労に感謝しています。

☆どうか皆様、この困難な時を元気で安全にお過ごしください!☆

2020年01月01日

 

 

 ☆謹賀新年☆

明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりありがとうございました。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

皆様にとって、幸多き年となりますように☆

2019年03月20日

 皆様、いつも大変お世話になっております。弱小店ながらVELVET MOONは25歳になりました。ありがとうございます。でも、まだまだなのです。30年、40年と続けられる限り地道に頑張って参りたいと思います。ここ数年はボウイが亡くなりボウイロスは今も消えません。さらに体調を崩したり、昨年は地震や台風という大きな自然災害に見舞われ、なかなかお仕事に専念できない日が続きました。まだ完全ではないのですが、ようやく軌道修正に向かい始めたという感じです。  

 私が社会人になった頃、直ぐにバブルが崩壊しました。なので直接バブル時代をお仕事と共に体験したという感覚は希薄です。しかし、大好きな映画や音楽と出会った頃の私はやはり良き時代の恩恵を受けていたのだと、毎日多忙に働く父や家を守る母、そして愛しき日本に感謝しています。ワールドミュージックが好きになったのも、豊かな社会で各国から多様な音楽作品が輸入されていたからです。殊に、私は今は無き京都の行きつけのレコード屋さんで探しているレコードの品番をメモしては、取り寄せて頂いたりしていました。既にフレンチ・ポップスやシャンソンなどが好きでした。ヨーロッパ盤は高かったのですが、今の私の糧になっていると思うと幸せなことだと思います。  

 VELVET MOONは25歳になりましたが、初心を忘れず芸術至上主義で生き続けます!社会人になり音楽関係のお仕事に就きましたが、ある日の会議で社長さんが「もう芸術至上主義の時代は終わった」と仰いました。なんだか「ガツン!!」と私自身が否定された瞬間のようにショックでした。何も知らない私にとてもお優しい上司や同僚の方々との日々でしたが、やはり「数字やデータ主義」には付いては行けず、紆余曲折の末、同志でもあった当店店主と一緒に独立し今に至っています。  

 人生の半分を過ぎた今の私ですが、成長が足りないのか、頑ななのか、10代の頃の悦ばしき衝撃が今も新鮮に蘇るのです。例えば、私は10代の頃から黒いお洋服を日常とし今も変わりません。「黒の衝撃」というのはファッションと音楽共にあり、それらの影響を一身に受けたのかも知れない。黒の素晴らしさを知るには他の色も知らなくては!と思い色々試してみたけれど、やはり「黒」に勝るものはないのだと私は確信したように思います。80年代前半から平成が終わろうしている今...時代は変われど継承されながら新しい感覚や世代が生まれる。パンク世代に遅れた私は何から「黒」を先ず感じたのか...と記憶を遡ってみました。  

 やはり「黒の衝撃!」は山本耀司や川久保玲のお洋服を知り得たことが源流だと思えます。今もファンであることに変わりはありません。それらのファッションをグラビアの美少女たちが纏うお姿にうっとりした。けれど、まだ学生の身でそんな高価なお洋服は買えないのでした。そこで、それらしき布を購入してきては母のミシンで我流の粗だらけの縫い物をしそれらを身に着けてもいた。奇しくも同じ頃、私が魅せられたアーティストたち。ブリジット・フォンテーヌ、ニコ、マリアンヌ・フェイスフル、バルバラ、ジュリエット・グレコ、マラリア、コクトー・ツインズ、デッド・カン・ダンス、バウハウス、シスターズ・オブ・マーシー、ニック・ケイヴ、灰野敬二...どなたも黒の美学者であると思う。デヴィッド・ボウイやジョイ・ディヴィジョンは英国ゴシック・ロックに欠かせない。ポーティスヘッドが影響を受けたアルバムに「ジギー・スターダスト」が入っていた。私には英国の90年代以降のあのブリストル・サウンドにゴシックを感じるのです。マッシヴ・アタックのアルバムにコクトー・ツインズのエリザベス・フレイザーがヴォーカル参加された時、何の驚きもなく自然とその音楽を聴き入れることができました。  

 VELVET MOONをオープンして店頭でもやはり黒いお洋服ばかり着ていました。ある日、仲良くなったお客様に「お姉さんはどうしていつも黒い服ばかり着ているのですか?」と訊かれ、上手く答えることができなかったけれど「黒が落ち着くので...」というような曖昧なお返事をして苦笑していたことを思い出します。でも、その言葉は嘘ではない。落ち着くから着ている。私の時代にゴシック・ロリィタという言葉はなかったけれど、「ゴシック」あるいは「ゴチック」という言葉は好きでした。ニコが「私の音楽はゴシック」とインタビューで読んだことも影響しているのかもしれません。  

 昨今、音楽ではゴスというと主流はゴシック・メタルかゴシック・インダストリアルなのでしょうか。詳しくないけれど聴くと好きなものもやはりある。けれど、私の好きなゴシックには憂いが必要で、テンポはあまり必要としないかも。スローあるいはミドルが良い。物憂げな暗鬱さの中の儚きロマンが好き。そんな音楽は実は一定の音楽カテゴリーで語ることなどできないといつも思う。デス・ヴォイスもエンジェル・ヴォイスも好き。エレクトロなサウンドでもケルト世界にもシャンソンにもジャズにも、それらを感じることが出来るのです。全ての音楽を聴くことは無理なので私の好きな「黒の美学」や「耽美」「優美」「甘美な世界」を愛し探求しています。また、建築様式としても、ゴシック・リバイヴァル時代の文学や絵画などもやはり好きで、ルネサンスやロマン主義、象徴主義、ラファエル前派という世界も限りなく好きです。  

 25歳になったVELVET MOONの志のようなもの。それはやはり「好きな世界を追求し続けること」「芸術至上主義で生きる」です!偏愛ともいうべき愛しき芸術たち。時代や国々を往来しながら、アートから学ぶことで日々のエネルギーとして生きることができる、そのお陰でこれまで生きて来られたのですから。人生はそんなに甘いものではないけれど、「何故?」の追求ばかりで埒が明かないけれど、好きであることへの拘りは強くなるばかり。いまさら捨てることなどできない。これが私の人生、VELVET MOONとの人生なのだから☆  

 こんな調子ではございますが、これからもどうぞよろしくお願い致します♪

 (一部、以前書いたものに加筆いたしました。)

2019年02月07日
皆様、いつもお世話になりありがとうございます。

80年代から大好きな音楽たちを久しぶりに聴いては胸ときめく日々です。贔屓の新しいアーティストもジャンルを問わずいるのですが、多感な時期に出会えた80年代のアーティストやアルバム、楽曲たちは、どうしても思い入れが強く残っています。デヴィッド・ボウイを必死で後追いしながら、80年代のニュー・ウェイヴやフレンチ・ポップスが大好きになってゆく日々は昨日のことのように蘇ります。蘊蓄より感覚で、とりわけ耽美派ロック、アートロックやアートポップの香りに敏感に反応していました。今もその傾向は変わらず、「好き!」と感じたもの、「美しい!」と感じたものをこれからも大切にしてゆきたいと思います。時代もジャンルも超えて☆

2月になりましたが暖冬のようです。大阪は滅多に雪が積もることはないのですが、真っ白な雪を想うことは好きです。真っ青な青空や海を想うことも。

インフルエンザが全国で猛威をふるっています。 どうぞ、お身体にお気をつけてお過ごしください。

青い月の下で出会ったあなた たちまち私を連れ去ってゆく

空は宝石で飾られた玄関 惑わすような月がまもなくやって来る

エコー&ザ・バニーメンの「キリング・ムーン」を聴きながら♪

2019年01月05日

新年明けましておめでとうございます。

旧年中も大変お世話になりました。

昨年は日本列島の各地が災害に見舞われた年でした。 当店も個人的にも初めての大きな自然災害を体験した年でもありました。 そして、多くの方々からお優しいお気遣いを頂き感謝しております。 ありがとうございました。 大阪北部地震や台風の傷跡はまだ私には拭い去ることのできない恐怖でもあります。 しかし、同時に自然に対する畏怖の念をも痛感しております。 また、何とも言えない愛おしい風土をも感じています。とても不思議な気持ちです。 あれから半年過ぎ、平成最後の年末年始を迎えました。感慨深いものがあります。

激変する世界、変わりゆくなか、それでも大切にしたいものが人ぞれぞれにあるのだと思います。 色んな苦難がやってきて抗いながらも、今日、明日、これからをそれでも生きてゆく私たち。

皆様にとって、本年が平穏な良き年でありますように☆

どうぞ今年も宜しくお願い申し上げます。

 ただ過ぎに過ぐるもの

帆かけたる舟。人の齢。春、夏、秋、冬。

清少納言 『枕草子』より

2018年02月02日


 皆様、いつもお世話になっております。

 一昨年から怒涛の如く試練がやって来るようです。それでも泣いたり笑ったりしながら今を生きています。諸事情により昨年はほとんど作業ができない年でありました。それでもご注文を頂いたり、お問い合わせを頂いたり、本当にありがとうございます。相変わらず甘い幻想かもしれませんが、やはり、どうしても音楽だけは国境を超えるのだと痛感しています。それは何も世界が一つになるという妄想ではありません。世界各国にはそれぞれの国の歴史や伝統があります。国土や経済的な大小など関係なくそれぞれの民族や文化があります。言葉も沢山!総じてワールド・ミュージックが好きなのですが、それは言葉の意味が分からなくても、楽の調べや楽器の音色や声の響きから感じ取り得るものがあるからだろうと思います。外国の方が日本語の意味が分からなくても“素晴らしい音楽だ”と日本のアーティストの作品を問い合わせてくださり買ってくださる事も増えました。とても嬉しいことです。

 私は若干のフランス語をかじったほどの語学力しか持ち合わせておりませんが、相変わらずフレンチ・ポップスが大好きです。猛暑の中、あちこちと歩かなくてはならない日々でした。ブリジット・フォンテーヌやフランソワーズ・アルディ、そしてエンヤやあまり有名ではない良く知らないヴォーカルアルバムなどをよく聴いていました。元気が欲しいときは、ジャック・デュトロンやポール・ウェラーに勇気づけられていました。フランス・ギャルもそんな大切なお方でしたが新年早々の哀しい訃報に今も沈みます。ボウイはいまだにあまり聴けません。でも、モリッシーも語っていて嬉しかったのですが、ボウイは本当に伝説となり歴史になったのです。これからもずっとボウイが大好きですし、星の王子様のようなお方に思うので夜空を見上げることが増えました。

 苦しい時にも音楽は友達であり続けてくれました。そして、気にかけてくださる方々にも感謝しています。音楽で繋がる人達。みんな一人一人違う。違うことの素晴しさを尊いと心から感じています。混沌たる世界の中で、それでも光をもとめて☆

 今年は去年サボった分まで自分の器内ではありますが頑張りたいと思います。
 今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

 身にからみついた音の響きから抜け出ることはできない。

 エドゥアルト・ハンスリック

2016年12月30日

 皆様、いつもお世話になっております。  

 いよいよ2016年は終わり新年を迎えます。個人的には哀しい年ではありましたが、得たものも多い一年だったと思います。もう世界中でいつ何が起きるのか分からない...そんな混沌とした不穏な情勢の今という時間を生きているのだと思っています。けれど、出来るだけ前向きに、小さくても夢や希望、光や幸せを感じていたいです。こんな時こそ、青空を見上げて夢を語っていたいのです。  

 夢を抱きながら現実を直視し生きるということは相反するものだとは思えないのです。甘いなあ~などと笑われることもあるのですが、私はそのように生きてきた気がします。ガツンと折れそうになる事もしばしば。それでも、これからもそのように生きて行くのだと。人それぞれの人生があり、泣いたり笑ったりして生きている。紛争地で生きる小さな子供達も。空を羽ばたく鳥たちや可憐な花たちも。平和ってなんだろうな?と自問します。答えは実はそう簡単ではない。でも、光をもとめて!時に闇を見つめなくてはならないけれど。  

 音楽や映画は私の友人であり師でもあります。永遠のヒーローであるボウイがいなくなった年でした。秋頃まで何も出来ないようなポカンとした状態。けれど、ボウイ美学から私は何を学んで来たのだろう!と自戒を込めて猛レッスンに打ち込む実践に挑みました。その中で僅かながら見えて来たものを感じています。そして、それはきっと糧となってゆくのだと信じて☆  

 一期一会。ご縁に感謝しております。こんな調子ではございますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 皆様にとって、新年が良き年でありますように!

 いま私にはいくつかの考えの糸口が見えてきたように思います。なぜ一音なのか-。また、なぜ間なのか。-私自身の発音のなかで考えていくしかないように思います。 

 武満徹

2016年11月18日

 2016年11月11日(日本時間)、レナード・コーエンの訃報に涙しました。今も綴りながら。新年早々のボウイの死。悲しみという感情も時を経る中で変化があるようです。個人的なその日のコンディションにも左右される微妙なもの。アンジェイ・ワイダ監督も亡くなり、国内外と思い入れの強い、なにかしらの影響を受けてきた方々の訃報が押し寄せる。まったく哀悼が追いつかない日々。けれど、レナード・コーエンの死はかなり応えます。享年82歳。激動の時代を生きてきたお方。詩人、作家から33歳で表現者としての領域を音楽へも。ずっと後追いの私如きが語るには恐れ多いのですが、それでも私の青春の中に確かに居られるお方なのです。また少しずつ、レナード・コーエンについて感謝の気持ちと共に綴りたいと思います。

 優れた詩人であり、シンガー・ソングライターであり、禅の僧侶でもあるカナダ生まれの漂流の人。レナード・コーエンさん、さようなら。ありがとうございます☆

 今年は哀しみの年のようです...。
2016年06月27日

 本当に世界はカオス化して来たとしか思えません。日本では何をするのか分からない奇妙な隣国との問題が日増しにレベルアップしていますけれど。それにしても、英国のEUからの離脱が国民投票によって過半数を獲得、というニュースは衝撃でした。これから暫くは混乱状態が続くとしても、誇り高き英国の尊厳を強く感じてもいます。このような国の主権に関する大問題はどちらが正しいのかは良く分かりません。ただ、2016年6月23日(日本時間の24日)が歴史的な日として刻まれた事は間違いないと思います。  

 ミック・ジャガーやマイケル・ケインは離脱派、ブライアン・イーノやエマ・トンプソンは残留派の声明を出されていました。洋楽はブリティッシュ・ロックから入った私はやはりこの日の結果が気になっていました。ボウイが生きていたなら、きっとご自分の意見を発していたことでしょう。そんな事を考えながら...。拮抗した結果でしたが、やはり移民(難民)問題が大きいとの事。日本も他人事ではない。政治難民と経済難民は異なるので安易な事ではなく、テロの危険もあり、しっかりした政策が必要なのだと思います。  

 「和を以て貴しとなす」という美しい言葉を持つ日本ならば、異国の人々、歴史、文化、宗教などの差異を認めながらも寛容に受け入れることができるのだと個人的には思っています(不法入国管理は厳重に)。私には生まれて間もなく亡くなった姉がいるのですが、その幼子のために両親が揃えた少年少女全集があります。後に生まれた私はそれらの書物に子供のころから親しみ、今も時折読み返します。日本は稀有なる垂直の国。その意味では英国も然り。同じ島国でもあり、長い伝統と歴史の中には学ぶべきことはあまりにも多い。どのお国にも幾多の動乱の時代を乗り越えて今がある。「温故知新」大好きな言葉。とりわけ「19世紀」に思いを馳せることが多いのですが、その時代のフランスの詩人による大好きな詩を胸に♪

輪おどり

詩:ポール・フォール 訳:西條八十 (西条八十)

世界じゅうの女の子が そろって手と手をつないだら
海をめぐってぐるぐると 大きな輪ができましょう。
世界じゅうの男の子が みんな水夫になったなら
船をならべて波のうえ きれいな橋がかかるでしょう。
だから世界の人たちが みんな手と手をつないだら
世界のはしからはしかけて ぐるりとおどってまわれましょう。
2016年06月07日

 今年も早いものでもう半年近く過ぎました。年明け早々、国内外で様々な事が起きます。明日、何が起こるのか予期できない混沌とした世界情勢の時代を生きています。年末は広島に行く機会があり、小学生以来の広島原爆ドーム、資料館、街並み...に深い思いを抱いて大阪に戻って来ました。

 オバマ大統領の広島訪問、人それぞれ、複雑な気持ちだと思います。私もなのですが、それでも良かったと思えます。  「雨降って地固まる」という諺を教えて頂いた幼少の頃から、この言葉がずっと好きです。人と人、また時には国と国とだって...。英語だと「After rain comes fair weather」が近い様です。

 当店は洋楽を主に扱っていますが、やはり日本語は大好きだなぁと再確認する今日この頃です。総じて、ワールドミュージックが好きなのですが、それは音楽を通じて知らないお国の風情や時代を感じることができるからだと思います。さっぱり分からない言葉でさえ、楽の調べと共に心に響くのです。違うからこそ尊いのだと常々思います。  

 嗚呼、相変わらずボウイロスの日々です。それでも泣いたり笑ったりしながら、今日を、明日を生きるのです。今も避難生活をされている人々も多い。小さな子供たちが送られてきた絵本を愛らしい面持ちで読んでいるニュースがありほっこりしていました。  

 春は過ぎ、細長い日本列島を梅雨前線が北上中です。今日の大阪は雨。雨を窓越しに見つめながら...ふと、大正から昭和の彗星の如き童謡詩人、金子みすゞの言葉を想起していました♪

金子みすゞ  
雨のあと
日かげの葉っぱは なきむしだ、 ほろりほろりと ないている。
日向の葉っぱは わらいだす、 涙のあとが もうかわく。
日かげの葉っぱの なきむしに、 たれか、ハンカチ かしてやれ。
2016年03月11日

咲き誇る満開の水仙

あの未曽有の東日本大震災から5年。避難生活を送られている方々もまだまだ多く。当店は開店から間もなく22年になりますが、これまでに東北の方々からもご注文を頂きお届けさせて頂いて来ました。みんな生活する地域はそれぞれ違うのですが繋がっています。もうすぐ春も本格化!沖縄から北海道まで細長い日本列島に桜が咲き誇ります。どうぞ、皆さま、お元気に日々をお過ごしください。ご縁に感謝しています。被災地に心を寄せつつ♪

花暦・三月 「水仙」 ~希望の象徴として、今年も祈りとともに咲きます。

1995年1月17日阪神淡路大震災の折、皇后美智子様は御所に咲いた17輪の水仙の花を被災地に手向けられました。これを機に水仙の花は「希望の象徴」となりました。そして、2011年3月11日の東日本大震災では、宮城で津波に襲われた女性が自宅のがれきの中に咲く水仙を花束にして「この花のように強く…」と皇后陛下と言葉を交わし、花束は皇后さまの手に渡り、御所へとお持ち帰りになったそうです。手向けられた17輪の水仙はその後エバーフラワー(加工)となり、今も神戸に咲き続け、持ち帰られた小さな花束は人々の記憶に残りました。そして、水仙は復興の希望の花となりました。

《参考・引用》
http://www.tenki.jp/suppl/saijiki_shuuka/2016/03/11/10421.html
国営ひたち海浜公園
2016年02月18日

皆様、いつもお世話になっております。
ラジオのお知らせでございます。

ラジオ番組『simple style -オヒルノオト-』内のコーナー「オヒル ノ オト」(お昼の音)の選曲をさせて頂きました。テーマは自由に決めさせて頂いたのですが、お昼の番組ですので明るめの曲を選びました。私の拙いコメント音声(テーマについて)も流れます。
どうぞよろしくお願いいたします♪

『simple style -オヒルノオト-』
番組は11:30〜12:55の生放送です。
パーソナリティ:リアド慈英蘭(リアド ジェイラン)さん

「オヒル ノ オト」(お昼の音)
2月12日(金)、2月19日(金)の2回
12:07頃〜12:27頃の放送です♪

選曲者:chouchou (RECORD&CD SHOP VELVET MOON)
2/12金 放送
テーマ
『昼下がりのアートポップ☆素晴らしき哉、人生!』

2/19金 放送
テーマ
『昼下がりのフレンチポップ☆シネマティック・シャンソン』

★JFNネットワークで、ネット局はFM群馬、FM石川、FM岐阜、FM三重、
FM山陰、FM岡山、FM徳島、FM高知、FM長崎です。

上記の各ネット局で視聴可能なようですが、
その他の地域の方々はアプリサービスで全国視聴可能です。
ご都合が合いましたら、是非お聴きくださいませ♪

●ドコデモFM●
全国のFM放送を放送エリアにかぎらず31日間無料だそうです。
http://www.docodemo.fm/pc/index.html

●スマートフォンでFMラジオ●
詳しくないのでよく分かりませんが、ラジオが無くても聴けるようです。
http://keitai.fm/kikikata/pc/index.html

番組HP simple style-オヒルノオト-
http://www.jfn.jp/RadioShows/oto/

★大好きデヴィッド・ボウイが亡くなり一ヶ月経ちました。比較的、心は平穏なのですがポカンとした寂寥感はなかなか消えそうにありません。色んな出来事が次々と起こりますが、それでも今を、明日を生きるために光をもとめ続けたいです。

どうぞ、皆様、お体にお気をつけて健やかにお過ごしください。
今後とも、よろしくお願いいたします☆
2016年01月11日

2016年01月03日


2015年12月04日

2015年11月16日

この度のパリでの悲惨な出来事により犠牲になられた方々に哀悼の意を込めて祈りを捧げています。フランスの音楽や映画を愛し続ける者としてささやかながら...☆
2015年10月11日
 「ゲンスブールナイト大阪 2015」無事、大盛り上がりで終了いたしました☆

 私自身は久しぶりにほんの少しだけDJをしまして、お越しくださったお友達からお写真を頂きましたので小さくして載せています♪

 サエキけんぞうさんとグルーヴあんちゃんとご一緒にオープニング・トークも昨年ぶりでした。まったく打ち合わせ無しなのですが、あっという間に楽しく終わりました。録音しておけば良かったのですが、ちょっとドキドキしていたもので...残念ですがいつもこんな調子です。

 何より、個性豊かな出演者やスタッフ、そしてお久しぶりにお会い出来たお客様たち。いつも当店や私を勇気づけてくださる人達、友人達に感謝しています。ご縁を嬉しく思います。

 ご都合が合わず、わざわざご連絡を頂いた方々もありがとうございました。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします☆